(小田)生まれは豊岡市の出石です。高校は豊岡総合高校の環境建築工学科で、バスケットボール部に入っていました。卒業後、一度別の会社に就職したんですが…工場勤務で毎日同じことの繰り返しだったので、ちょっと自分には合わないなと思って1年弱で退職してしまいました。そんな時、この会社に入っていた同級生から話を聞いて、ここならがんばれそうに感じたので入社しました。
(長野)出身は朝来市の山東町です。高校では野球部で、レフトを守っていました。大学では国語の教員をめざして勉強していたのですが、いろいろ経験を重ねるうちに自分には向いていないと…目標を見失っていた時、たまたま父の知り合いがこの会社にいて、紹介してもらったのが入社のきっかけです。
(小田)建築現場の施工管理です。今は旅館の従業員寮の現場に入っています。職人さんに業務の指示をしたり、安全管理のための書類を作ったりしていますが、職人さんは皆さんずっと年上ですし、ある程度の知識がないと説明もできないので、そのあたりは大変です。こればっかりは経験を重ねていくしかないのですが、入社して2年半ほど経って多少は慣れてきて、当初は分からなかったことが分かってきたり、一人でできなかったことができるようになったり、少しずつでも成長できているとは感じています。
(長野)土木工事現場の施工管理です。いまは新しい道路を作る前の盛り土の建設現場に従事しています。書類作成や業務指示に加えて、敷き詰めた土の厚さのチェックなどもしています。
当初一番苦労したのは、職人さんとのコミュニケーションでした。それまでは全く違う世界にいたため、専門知識どころか道具の名前さえ分からない状態だったので…ただ、分からないことは素直に「分からないので教えてください」と聞くとたいてい優しく教えて下さるので、2年半たって少しは慣れてきました。
(小田)毎日新しい経験ができることですね。作業の内容も、一緒に作業する人も日々変わっていくので、楽しいです。
休みの日には魚釣りをよくしています。あと、バスケは今でもやっていて、休みが合えば参加しています。
(長野)土を盛るのにもいくつかやり方があって、現場の状況に応じてどのやり方がベストなのかを判断して臨機応変に対応しないといけません。天候によっても最善の対応は変わってきます。そんな中で計画を立てていくのはとても難しいですが、うまくいけば達成感を感じられますし、やり甲斐のあるところです。
小田さんは、現場での顧客や業者とのコミュニケーションが上手く取れるようになり、工事を円滑に進めようとしているところにとても成長を感じます。突貫工事になった現場を担当した際も弱音を言わず、工事完成に向けて努力している様子が見受けられました。元気があって、現場の雰囲気を明るくしてくれています。
長野さんは建設業に関係のない分野から当社に入社し、初めての事ばかりですがよく頑張っています。毎日の仕事に何が必要か、何を準備するのか、理解できるようになって来たと思います。建設業はコミュニケーションが大切です。今以上に元気よく、先輩・後輩・協力業者と接して、建設人として成長してほしいと思います。
昨今はIOTの活用などで、土木・建設工事の現場は昔とはずいぶん様変わりしました。ただ、やはり最後は人による作業。現場の施工管理で一番大切なのは職人さんたちとのコミュニケーションだと、お二人とも口を揃えていました。
総合建設業(土木・建築・舗装)として120年以上の歴史を持つ川嶋建設は、但馬地方でもっとも古い企業の一つです。私たちの、誇りは単に歴史が長いだけでなく、この但馬という地域に寄り添いながら会社を発展させてきたことにあります。当社が求める人材は、第一にこの想いに共感できる方。また、社会の変化に対応できる柔軟な発想力も重要だと考えています。環境先進都市を目指す豊岡市の取り組みに共鳴し、当社でも全社的にエコ検定の取得を推進し、環境への意識を高めようと努めています。