但馬で働く人たちWORKER

建設業

福井建設株式会社ふくいけんせつかぶしきがいしゃ


先輩社員に聞いてみた

企画支援室
田村理奈 (左)
(2018年入社=八鹿高校卒)
建築部
安松凜太朗 (中)
(2021年入社=豊岡総合高校卒)
住宅部 和田山店
逆井美紅 (右)
(2021年入社=山口県出身~神戸電子専門学校卒)

田村さんはどうして福井建設に?

(田村)出身は朝来市の山東町で、八鹿高校に進んだんですが、もともと高校卒業後は進学するつもりはなくて地元の企業に就職するつもりでした。都会に出ると、都会の波にのまれてしまいそうなタイプなんで(笑)地元で事務系のお仕事をできる企業を探していて、学校からの紹介もあってこちらに就職することにしました。福井建設のことは、もちろん名前は知っていたものの、詳しくは知らなかったのですが、グループ企業がたくさんあって、その中には地元のホテルとかレンタルショップといった身近なものもあったので驚きました。

安松さんはどうして福井建設に?

(安松)出身は豊岡市城崎町です。中学時代から建築関係に関心があって、豊岡総合高校の環境建設工学科に進みました。卒業後は都会に出る気はあまりなかったので地元の建設会社に絞って就職活動をしましたが、但馬だけでなく兵庫県南部の工事にも進出していることなどを考え、福井建設にお世話になることにしました。

逆井さんはなぜ但馬へ?

(逆井)山口県岩国市の出身で、地元の高校を卒業後に神戸電子専門学校の建築コースに進み、二級建築士の資格を取得しました。神戸市の中心部に住んでいてちょっと都会に疲れた一方で、まだもう少し地元以外の世界も見たかったので、地方で建築の仕事を探したのですが、地方の建設会社だと新卒の募集が営業か施工管理しかないところが多く、私のやりたい設計の仕事はなかなか見つかりませんでした。そんな中で福井建設では「設計をしたい社員をとりたい」ということだったので、こちらにお世話になることにしました。

田村さんと安松さんの今のお仕事は?

(田村)入社以来ずっと事務を担当していて、工事部の注文請書や請求書等の書類を作っています。もちろん最初は一からいろいろと教えてもらいましたが、もう5年目なので今はすっかり慣れました。

(安松)建築部で施工管理の仕事をしています。まだ2年目なので先輩に教えてもらいながらですが、施工図面を作ったり、作業員さんたちのリストを作ったり、具体的な作業の指示を出したりしています。
仕事の指示を出すといっても、作業員さんたちはベテランの方が多くパッと見では怖そうな人も多いので、最初のうちは言いにくかったです。でも、実は話してみるとそんなに怖い方はいらっしゃらないことが分かったので、今では大丈夫です

逆井さん、入社後は?

(逆井)入社後すぐにこの「クレバリーホーム和田山店」に配属されました。ここは注文住宅の事務所なので、お客様と打合せしたり家作りのご提案をしたりするほか、申請書類や図面の作成をしています。お客さんとの打合せを通じて家づくりがだんだん形になっていくところを実感できますし、家の完成後に「いい家ができた」と感謝の言葉をいただける時が一番やりがいを感じる瞬間です。

田村さん、福井建設で感じることは?

(田村)とても働きやすい環境ですね。残業もないし、お休みもとりやすいです。
自分は現場に出るわけではないですが、自分が書類を作った建物や道路が実際に出来上がっているのを見ると、それに自分がかかわったことを実感して、やりがいを感じます。

安松さん、記憶に残る仕事は?

(安松)入社半年くらいの時、先輩が急用で現場を離れ、一人で現場に立ったことがありました。たった数時間でしたが、もしその間に何かアクシデントが起きたらどうしよう、職人さんから何か質問されたらどうしようと、とても緊張しました。今はまだ現場を任されることはないですが、いろいろな経験を積めるように教えていただいているので、成長できていると思います。早く一人前になりたいという思いとともに、職人さんの仕事を見ていて、自分の手で何かを作れる技術も身につけたいとも感じるようになってきています。

逆井さん、但馬と福井建設の印象は?

(逆井)今は朝来市に住んでいますが、正直言って不便さは感じています。電車も少ないし…でも、人がいいですよね。都会にいたときはセカセカした人が多かったように感じていたんですけど、こっちではみんな人当たりがよくて。あと、私はスノーボードが好きなので、冬場は満喫しています。
福井建設について一番感じるのは「風通しのいい会社」だということです。若い人でも意見を言いやすいような雰囲気があるし、のびのびと仕事に挑戦させてくれる、新しいことをしようとしたら背中を押してくれる、そんな会社なので、ここに来てよかったと思っています。

上司から一言

田村さんは真面目で責任感が強く、何事にも一生懸命。縁の下の力持ちとなってくれています。
安松さんは向上心があり努力家で頼もしい存在です。資格取得に向けても頑張っています。
逆井さんはお客様の立場となり、日々奮闘しています。提案力やコミュニケーション能力も高く、挑戦心があります。

後輩たちへのメッセージ

(田村)土木・建設業界というと昔の「ガテン系」というか、荒っぽいイメージを持っている人も多いんじゃないかと思うんですけど、私も多少はそう思っていましたが、入ってみたら全然そんなことはなく、職場の皆さんみんな優しいです。どうぞ怖がらずに、建設会社をめざしてください。
(安松)就職する前は不安はいっぱいあると思いますが、「自分の夢を絶対叶える」という強い気持ちを持ってほしいと思います。勉強でも趣味でも、一生懸命やれば結果は必ずついてきます。がんばって下さい。
(逆井)「やりたいことをする」のが一番だと思っています。私の場合はその「やりたいこと」を仕事にすることができたので、とても楽しいです。まず、自分の「本当にやりたいこと」を見つけてほしいなと思います。

取材を終えて

縁もゆかりもない但馬にやってきた逆井さん、田舎暮らしへの戸惑いも感じているようですが、仕事での充実感はそれを上回っているようです。出身もお仕事の内容も三者三様でしたが、共通して「この会社での働きやすさ」を感じていらっしゃる印象を持ちました。


福井建設株式会社

「創造します 夢ある社会」

福井建設は公共工事から住宅工事、リフォームまで幅広い分野を扱う土木・建設会社です。現在は神戸支店や姫路営業所を置くなど、但馬のみならず関西各地の工事を施工しています。
福利厚生面では、施工管理技士(1級・2級)の資格取得制度を設けて社員のスキルアップを応援し、また奨学金を受けて大学・専門学校を卒業した社員に対しては返済の一部を補助するなど、社員の生活のバックアップにも力を入れています。