但馬で働く人たちWORKER

情報通信業

株式会社システムリサーチかぶしきがいしゃしすてむりさーち


先輩社員に聞いてみた

本店 システム課
六浦健士朗 (左)
(2018年入社=豊岡総合高校~神戸電子専門学校卒)
本店 営業課
秦伊吹 (中)
(2021年入社=香住高校~大阪産業大学卒)
本店 営業課
幸岡義孝 (右)
(2018年入社=豊岡総合高校~神戸学院大学卒)

みなさんの学生時代は?

(幸岡)豊岡市出身で、高校時代はサッカー部でした。高校卒業後は一度は都会暮らしをしてみたいと思い、キャンパスのきれいな神戸の大学に進学しましたが、実際住んでみて都会暮らしにはあまりメリットを感じませんでした。
そのため、就職は地元しか考えていませんでした。そうなるとまず金融や不動産業界への就職を考えましたが、実際に受けてみると自分にはちょっと合わないかなと感じました。システム業界への就職は考えていませんでしたが、将来性のある業界ですし自分自身のスキルアップになると考えて、こちらに進むことにしました。

(秦)香美町香住の出身です。高校では陸上部で長距離を走っていました。大学は経済学部で、パソコンやプログラミングについても勉強していました。
卒業後は、兵庫県内で就職したいと考えており、システム業界を第1志望として就職活動を行いました。システムリサーチは豊岡だけでなく神戸や姫路にも事業所があるので、ちょうど条件にピッタリでした。

(六浦)出身は城崎です。高校では総合学科で勉学に励んでいました。ゲームが好きでその構造にも興味があったので、プログラムの勉強ができる専門学校に進みました。卒業後は、システム系に進むなら都会で就職することになるのかなと思っていましたが、但馬に戻ってきたいという思いもありました。探しているうちにこの会社を見つけ、但馬でシステム系の仕事ができるならとこちらに入りました。

みなさんの今のお仕事は?

(幸岡)私は営業で、主に学校などの教育現場を担当しています。2020年ごろから文部科学省が「GIGAスクール構想」を推進していて、児童・生徒には1人1台タブレットを使える環境が整備されることになっており、児童・生徒用のタブレットや先生用のPC、サーバーなどの準備が急がれているので、そのお手伝いをする仕事が多いです。また、先生の業務をサポートするために自社で開発した、「校務支援システム」のご提案もしています。
そのほかに行政機関も一部担当しています。市民体育館やグラウンドの予約システムなどを扱っています。

(秦)私も営業ですが、主に介護施設を担当しています。介護の記録をとったり、請求したりするシステムをご提案しています。他にも教育や医療関係の取引先も担当しています。
まだ2年目なので覚えないといけないことばかりなのですが、当初はITの知識だけを分かっていればいいと思っていました。でもそうではなくて、例えば介護の世界であれば保険制度であるとか、学校なら文部科学省の政策とか、それぞれの業界のことが分かっていないといけないのが難しいところですね。

(六浦)私はシステム設計の担当です。納品する配布用端末の設定や納品の際の設置などもしています。最近は企業の旅費システムの保守改修などを担当しました。
印象に残っている仕事としては、自宅学習を支援するプログラムを担当したことがあります。教科書メーカーからの発注で、かなり大規模なプロジェクトでした。配信する教材がたくさんあり、リモート学習の際の機能など、とにかく要望がたくさんあって、なかなか大変でした。

実際に仕事をしていて感じることは?

(幸岡)IT業界って、いろいろな業界や企業の内部システムをサポートする仕事なので、新しい動きが世に出る前から知ることができます。時代の最先端を感じられるところに、やりがいを感じます。

(秦)さきほど「他の業界のことも勉強しないといけないので難しい」とお話しましたが、逆に言えばいろいろな業界のことを知ることができて、勉強になります。
この会社は社員がみんな仲いいですし、事業所ごとの隔たりもなく、楽しみながら仕事ができています。

(六浦)システムリサーチ本社は、山や畑に囲まれた自然豊かな場所に建っています。このような環境の中で、ITの最先端の仕事をしているというギャップが、とても面白いなと感じています。

上司から一言

営業5年目を迎えた幸岡さんは、教育関連の営業について多くの成功体験を経て大きく成長し、お客様にとって一番良い提案を自身で判断できるようになりました。非常にコミュニケーション能力が高く、顧客・社内・取引先ともすぐに関係性を深められるところも大きな長所です。将来のシステムリサーチを担う人材になってくれることを期待しています。
秦さんは、介護関連を中心に営業を務めています。営業課の先輩や同僚たちによって定期的に開催される勉強会を通じて業務を学び、今では介護系案件は一人で対応できるほどに成長しました。趣味が読書とマラソンだけあって、聴く力と粘り強さが彼の強みです。この強みを活かした今後の成長が楽しみです。
六浦さんは、同じシステムの別部署から今の部署に異動して間もなく1年です。SEにありがちな寡黙なタイプですが、頼んだことはきちんとこなしてくれています。潜在能力の高さはうかがわせてくれるのですが、部署としてその能力をどう生かしていくかは、むしろ私たちの課題ですね。

後輩たちへのメッセージ

(幸岡)就活の時って、どうしても自分が名前を知っている会社に目が行きがちなので、消費者向けの事業をしている会社が候補になることが多いです。でも世の中には企業向けの事業をしているいい会社もたくさんあります。そういった、普段あまり名前を目にしない会社でも、自分がやりたいことや学んだ知識を活かせる会社はあると思うので、ためらうことなく飛び込んでみて下さい。
(秦)私の就活では、最初はこれだと思える会社がなかなか見つからず、粘り強く探しているうちに自分の条件に当てはまる今の会社を見つけることができました。周囲の人からは、売上とか成長性とかいったデータを見るように言われると思いますが、とにかく幅広くいろいろな会社を調べてみると、自分に合った会社がきっと見つかると思います。
(六浦)就活中は周りの就活生の動きが気になって焦りを感じることも多いと思いますが、焦ると簡単な道の方に流れがちだと思います。でも、就職は決してゴールではなく、スタートラインをどこに置くかということなので、自分がやりたいことをしっかり見定めてほしいですね。

取材を終えて

かつては「豊岡でIT企業」なんて、ちょっと考えにくかったと思います。しかし今はビジネスの世界でもオンライン化が進み、むしろIT企業こそ「どこにいてもできる仕事」になってきたように感じます。その意味でも、時代の先端を行っている会社だなと感じました。


株式会社システムリサーチ

「ICTでつながる未来へ」

システムリサーチは、兵庫県・京都府を中心に、全国の学校・自治体・医療機関・介護施設・民間企業などのお客様へITサービスソリューションを提供しています。「ユーザの立場に立って使いやすく信頼性のあるシステムを提供する」ことを目指し、信頼関係をベースにお客様の事業に貢献することを大切にしてきました。情報通信技術が企業経営に深く浸透している現在、これまで培ってきた技術・ノウハウ・地域密着のサポート力を十二分に活用して新たな価値を創造し、お客様の満足の最大化を図り、お客様から評価いただくことが更なる創造への探究心・企業活力に繋がっていきます。
また2016年度から「健康経営」への取組みをスタートし、2020年3月から「健康経営優良法人(大規模法人)」に継続認定されています。当社の考える「健康経営」の根底は「当社の宝である社員一人ひとりを家族のように大切にすることが、社員と会社の持続的な成長につながる」という考え方であり、これを基本とした「健康経営」を当社の経営戦略の要として位置づけ、社員の健康の維持・向上に継続して取り組んで参ります。
さらに、2021年度より「ひょうご仕事と生活の調和推進認定企業」として認定されています。私生活の充実が仕事にも良い影響を与え、仕事がうまくいくことで、私生活も充実するという。仕事と生活の「相乗効果」を生み出すという考えのもと、今後も取組を推進して参ります。