(藤本)出身は朝来市和田山町です。生野高校に通っていましたが、途中で通信制の高校に編入しました。卒業を前に建築方面に進もうと考えて、大阪の専門学校で製図など建設の基礎を勉強しました。そのまま都会で就職することも考えましたが、家庭の事情もあって地元に帰ってきました。但南建設のことは友人や知人から「いい会社だ」と話を聞いていたのでこちらにお世話になることにしました。
(才本)生まれは京都府の与謝野町で、高校も地元の高校です。高校時代はソフトテニス部とウェイトリフティング部を掛け持ちしていて、ウェイトリフティングのほうでは府大会まで進みました。
高校を卒業するときには電気工事関係の仕事で就職しようかと思ったのですが、あまり求人がなく、進学するにもなかなかピンとくる学校がなかったんですが、探しているうち福知山高等技術専門校を見つけました。ここでは幅広く仕事につながる勉強ができるんです。電気工事や金属加工・土木・建築などいろいろ学び、建築の授業ではみんなで家を建てたりもして、いつしか土木・建築の仕事が面白そうだなと思うようになりました。
就活まで但南建設のことは全く知らなかったんですが、2週間インターンシップに来させてもらって、「人の温かさ」を感じました。他の会社にも行ったんですが、ちょっと違うなと。さらに福利厚生が充実しているのも魅力だったので、この会社への就職を決めました。
(藤本)入社からずっと建築工事の現場の施工管理を担当しています。施工管理の仕事は「安全管理・品質管理・工程管理・原価管理」といろいろな仕事があるんです。今の現場は工場の付属施設の新設なんですが、現場を一人で任されています。予算内で協力業者さんと段取りを相談して、工程を組んで…といったことを一人でやっています。一番大変なのは、業者さんとの調整ですね。年末など、忙しい時期はどこも忙しいので、早め早めに調整しておかないといけないんです。
(才本)土木工事現場の施工管理です。今は河川改修に伴う農業用水路の工事を担当しています。土木の現場は工期が長いこともあり、先輩と後輩と3人で担当しています。私はまだ予算のことには関わっていないので、安全管理・品質管理・工程管理が仕事ですね。業者さんとスケジュールを調整しながら工程を組んだり、測量したり現場の写真を撮ったりしています。
(藤本)最初についた現場が、偶然ですけど母校の中学校だったんです。その時に、ちょっと大げさですけど「地元に貢献する仕事をしてるんだな」と感じました。仕事は楽しいばかりではなくてしんどいことも多いけど、やはり手掛けた建物が完成した時には達成感を感じますね。
(才本)現場は年上の職人さんばかりですが、いろんな方に「息子みたいなもんや」とかわいがっていただいています。また、今の現場は農業用水路を作っているということもあって、地元の農家の方がよく差し入れを持って現場に来てくれるんですよ。そうやって地元の方と親しくお話しできるのは、楽しいですね。
藤本さんは但南建設に入社して8年目になり、若手のエース株になってきています。これからも自分の経験を生かして、新人たちを引っ張っていってもらいたいと思います。
才本さんは入社5年目ですが、若手の成長株ですね。施工の仕事は、すべて現場で学ぶことばかりなのですが、どれだけ吸収できるかは本人の気持ち次第です。これからもますます成長して、責任者として現場を仕切る存在になってくれると期待しています。
二人とも「施工管理」の仕事で、若手から中堅に差し掛かる年代かと思います。人懐っこい笑顔でいかにも愛されキャラの才本さんと、クールなタイプの藤本さん(実は既婚者)、対照的なキャラクターが印象的でした。
1920年創業の但南建設は、企画・設計・施工・アフターフォローまで全てを一元管理出来るシステムを持った総合建設会社です。事業領域は多岐にわたり、公共施設・商業施設の新築・改修や土木工事、住宅・リフォーム工事、介護など多方面の事業を展開しています。近年は環境リサイクルやICTの領域への進出、WEBマーケティングや広告宣伝を専門に取り扱う部門の計画など、新しいことに挑戦し続けています。
但南建設のモットーは「いつも人が真ん中の企業でありたい」です。意欲のある人を積極的に支援しようと資格取得をバックアップしており、取得にかかる学費や交通費は会社が負担します。「ライフワークバランス推進企業」として認定・表彰も受けており、奨学金の返済支援制度や独身寮の無償提供など、経済面を支える制度も各種整備しています。