但馬で働く人たちWORKER

専門・技術サービス業

株式会社オーシスマップかぶしきがいしゃおーしすまっぷ


先輩社員に聞いてみた

営業総務課
川合友希 (左)
(2016年入社=和田山高校卒)
調査設計課
藤原一貴 (右)
(2014年入社=和田山高校~大手前大学卒)

藤原さんの学生時代は?

(藤原)養父市八鹿町出身で、中学・高校とソフトテニス部の活動に熱中していました。大学時代は総合文化学部という学部で、情報系とか心理学とか幅広く勉強していました。
高校時代の友達の多くは高校を出てそのまま地元で就職していましたが、一方で都会に進学した友達はそのまま都会で就職するパターンが多かったです。でも私は、生まれ育った故郷に貢献したいという思いや親の近くにいたいという思いもあって、進学した時から「就職は地元でしよう」と決めていました。

川合さんの高校生時代は?

(川合)出身は養父市の八鹿町です。高校時代はバスケットボール部でキャプテンを務めていました。卒業後は進学も都会に出ることも全く考えていませんでした。都会はたまに遊びに行くところで、住むところじゃないという感覚でいたので。

オーシスマップに入社したのは?

(藤原)但馬で就職することは決めていましたが、正直やりたい仕事が定まっていたわけではなかったんです。ただ、デスクワークよりかは外で体を動かして仕事をする方が自分に合っている気はしていました。ここでは現場に出て仕事をする部署があるので自分に向いていると考え、この会社を選びました。

(川合)オーシスマップはいい会社だという噂を聞いていたので、ぜひここに入りたいと思っていました。就職する以上は結婚しても出産しても働き続けたいと思っていたので、将来のことを考えると「子育てにやさしい会社」というところがとても魅力的でした。実際に会社見学に来てみると若いメンバーが多かったので、溶け込みやすそうな印象も受けました。

藤原さんの今のお仕事は?

(藤原)地形測量や地籍調査といった現地測量業務や、土砂災害が起こる可能性のある土地を調べる調査業務が主な仕事です。基本的に外での仕事が多く、険しい山林とか川の中の測量もあるのでなかなか大変ですが、体を動かす仕事は楽しいですね。
もともと入社した時点では測量については全くの素人だったので、毎日すべてが新しい経験でしたし、覚えることばかりでした。当時は上司に言われたことをするだけで精一杯でしたが、何年か経ってお客さまと直に接するようになり、お客さまが求めていることは何か、それだったらこういうやり方ができるんじゃないかと、少しずつ自分なりのやり方を提案できるようになってきました。

最初の頃はずっと外の仕事でしたが、最近は測量したデータをソフトで解析して図面を作成する仕事も増えてきました。ハザードマップの作成に携わることもあります。最近は災害も多いのでハザードマップをいろいろな人に見てもらえる機会も増えているので、そういった形で地域に貢献できていると、やりがいを感じます。

川合さんの今のお仕事は?

(川合)総務で来客対応や電話対応を中心に、社内行事の準備なども担当しています。オーシスマップは会社の行事が多いんですよ。お花見や夏祭り、さらに部活動としてソフトボール部やゴルフ部、マラソン部の活動もあります。私も一度「みかた残酷マラソン」にみんなと一緒に参加しました。会社行事の運営の仕事は終わると日常業務とは違った達成感がありますね。

2021年6月から産休・育休を取得し、1年余りたって復帰しました。今は時短勤務をさせてもらっています。復帰にあたっては特にブランクを感じず復帰することができました。入社前に聞いていた通りとても子育てにやさしい会社で、子どもが風邪をひいた時にも休みを取りやすいです。ワークライフバランスについて、自分ではそれほど意識していないですが、それはバランスが取れる環境を会社全体で作っていただいているおかげだと思います。

上司から一言

藤原さんはとにかく真面目で責任感が強く、後輩の面倒見もいいです。藤原さんの入社以降、弊社では毎年新卒社員を採用していますが、「直近の先輩が後輩に仕事を教える」という社風を作ってくれた社員でもあります。今では社内で培ってきた経験を活かしながら「会社の顔」となるべく取引先等との信頼関係を築いてくれているので、しっかりサポートしていきたいと思っています。
川合さんは物怖じしない性格で、とてもしっかりしています。新入社員教育として電話対応などのマナー講習を行った際にも自分でテキストを作り、堂々たる講師ぶりでした。結婚・出産を経て現在は時短勤務中ですが、まずは川合さん自身がワークライフバランスを保ったうえで、自身の経験を活かして弊社の働きやすい環境づくりに貢献して貰えるようサポートしていきたいと思います。

後輩たちへのメッセージ

(藤原)就職は今後の人生を方向付ける大切な分岐点になります。活動中は慣れないことばかりで落ち込むこともあるでしょうし、うまくいかずに自分を責めてしまう人もいるでしょうが、決して一人で抱え込まないで下さい。友達や先輩など、周りのいろいろな人が力を貸してくれるはずです。素直になって、まずやってみる!というつもりで、若さを武器に一生懸命チャレンジして下さい。
(川合)就職とか進学とか、新しい環境に飛び込むときには不安でいっぱいだと思いますが、それはだれしも経験することです。あまり思い悩んだり考えすぎたりせずに、思い切っていろんなことにチャレンジしてほしいと思います。

取材を終えて

インタビューに備えて、「仕事内容」「やり甲斐」などきちんと文章を作って臨んでくれた藤原さん。まさに「真面目で責任感が強い」という上司の方のコメント通りの人柄が見えた取材でした。


株式会社オーシスマップ

「あなたの笑顔が目的地」

株式会社オーシスマップは、但馬地域において、地域の発展に貢献することをコンセプトに掲げ、地域と共に歩んでまいりました。また、社会資本整備の基礎となる『測量』という業務に携わる企業として、公益的使命と社会的責任の重さを認識し、常に未来を見据えた技術改革に取り組んでおります。現在では現地測量や航空写真測量の他、UAVやTLS(地上型レーザスキャナ)、またULS(UAV搭載型レーザスキャナ)を使った3次元測量、土木設計の建設コンサルタント事業、またGISなどのシステム開発業務なども実施し、業務の幅を広げております。
ワークライフバランスにも積極的に取り組み、経済産業省 中小企業庁の「CSR・人権に関する取り組み事例」や「ひょうご仕事と生活センターWLB企業紹介」で取り上げられました。また、子育てサポート企業として「くるみんマーク」の認定も受けているほか、2011年には、「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」や、兵庫県但馬県民局の「但馬産業大賞・キラリと世界へと輝く技術部門」も受賞しました。
さらに、兵庫県の「中小企業就業者確保支援事業(中小企業奨学金返済支援制度)」にも採択されました。従業員が返済している奨学金の一部を会社が負担し、その負担額を県が一部補助する制度で、但馬地区での導入第一号となります。
但馬地方の活性化に向けた「若者の地域雇用・人材確保」及び「従業員の働きやすい環境整備」のため、今後とも各方面と協力し尽力して参ります。